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能登半島地震被害の支援活動第二弾最終日


2024年1月20日 土曜日

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被害の支援活動第二弾最終日レポートです。

今回の支援期間は少し短いですが、第2弾支援最終日となりました。

避難されている方々からも声をかけていただけるようになってくると、立ち話で少しお話しするようにしています。

『毎日夕方ご飯を食べるのが今、唯一の楽しみ』といった嬉しい声も聞かれ私たちも気合いが入ります。

『なにか食べたいメニューはありますか?』と伺ったとき『酢の物』『野菜のおかず』という答えが返ってきました。

野菜はどうにかなるにしても、酢の物か~。うーん。炊き出し現場ではナマモノ(生野菜含めて)は出さない、出せない原則があります。

でも、何とかしたい!乾物ワカメ湯通しでどうにか対応できるんじゃないか、とひねり出したカニカマと混ぜたお酢の物。扱いやすい青菜は定番惣菜ごま和え、白菜の浅漬けは買い出し品でおかずつきの牛丼になりました。

避難者の人数が減ったこともあり、副菜はスタッフひとりでやれるので、牛丼の準備と平行での手順を考えていたところに、援軍到来!

株式会社シューマートより車一杯の支援物資を自ら運んできてくださった社長の霜田様と部下の方2名がそのまま炊き出しのお手伝いもしてくださるとのこと。

避難所に応援できている他府県市職員の方も『今、ヨガ教室開催で被災者のかた対応がないのでなんでもやりますよ』と来てくださって、やったー、じゃ、玉ねぎ剥いてね、調理用の水を給水器からペットボトルにいれてね、次はひたすら切ってね、えのきもあるよ、あー、お肉切らなきゃ、という感じで作業はポンポン進みます。

途中からお借りして投入した『まかないくん』は食材を切ってしまえば強力な火力で一気に炊き上げてくれる調理釜なので完成の時間も見えてきて、第2弾最終日だし、配膳時に各教室に持っていきやすいようにおかずもきれいに詰めようよ、ともうひと手間頑張りました。私たちではなく、お手伝いの皆さんが。このような現場でのお手伝いは見込まずに計画はしますが、毎支援必ずご助力が得られての活動になるのは有り難く、感謝の気持ちでいっぱいになります。

配膳時、プラスのおかずがあることを皆さんとても喜んでくださっているのが伝わりました。

初期活動400人のときはとにかく食べていただく、ことを優先としました。

ここ数年の水害被害では被災範囲が限定的なこともあり、2日ほどで行政支援のお弁当なども届いていましたのでその食事を補うメニューなどの工夫もやれましたが、

今回の広範囲の被災地に多数ある各避難所は避難されているかたの非常食、菓子パンすら3食全員分がなかなか届いていませんし、栄養補助食品、レトルト米、毎日食べたいものではないですよね。

ご高齢の方が多くを占める避難所で私たちに出来る範囲ですが、栄養バランス、塩分など食の質に配慮した炊き出しが出来たことは、今後の活動への1つの学びにもなり、第2弾最終日を終えました。

第3弾支援は1/27~1/31の5日間を予定しています。

ここまでの活動にたくさんのご寄付、物資支援、励ましのメッセージなど、応援してくださっている皆様にも心より感謝申し上げます。

夕食メニュー;牛丼 白菜の浅漬け添え、小松菜とほうれん草のごま和え、ワカメの酢の物、マカロニサラダ、

・避難所Ax100食

・避難所Bx35食

合計135食

協力、認定NPO法人AARジャパン

January 20th Sat 2024 The third day of the Western Earthquake Support phase 2

This is a final report on the final day of the Western Earthquake Support phase 2 which we started in collaboration with AAR Japan. This support period was a little short, but it was the final day of the second round of support. When we start hearing from evacuees, we tried to stand and talk a little. We’re also encouraged by hearing happy people say, “Eating dinner every day is the only thing I look forward to right now.” We asked “Is there anything on the menu you would like to eat?” “Vinegar food” and “Vegetable side dishes” were the answers we received. However, since there is a general rule that raw food (including raw vegetables) cannot be served at soup kitchens we had some discussions. We came up with the idea that something could be done by blanching dried wakame (seaweed) so we made a vinegared dish mixed with crab sticks.

Although this is something we can do in an evacuation center where many elderly people live, the fact that we were able to provide a soup kitchen that takes into account the quality of the food, including nutritional balance and salt content, is a learning experience for future activities. We would like to express our sincere gratitude to everyone who has supported our activities so far, including donations, material support, and messages of encouragement.

Dinner menu: Beef bowl with lightly pickled Chinese cabbage, komatsuna and spinach with sesame dressing, vinegared seaweed, macaroni salad

・Evacuation center Ax100 meals

・Evacuation center Bx35 meals

Total 135 meals

Cooperation with certified NPO AAR Japan.