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能登半島地震被害の支援活動第3弾2日目


2024年1月29日第3弾2日目

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被害の支援活動第3弾2日目。

今日は小学校の子どもたちにも給食を出すべく、みんなで張り切って朝8時に宿泊先をでました。ところが、月曜日の朝をなめてはいけなかった、見事な渋滞。しかし、渋滞にもすっかり慣れてしまって『3時間で着けばお昼の準備も間に合うね』と、少し余裕を見せていたチーム。

それが往路が3時間以上になるかも、と少し焦りだしたところで我々が頼りにしたのは、避難所の管理で福井県よりいらしている応援の市の職員さん、Mさんです。

今回の支援で普段と違うことのひとつに、行政の職員さん方がいちNPOの支援活動に積極的に協働してくださる点があります。

本来、職員の方々は、被災地避難所にいる被災された方々への物資お渡し、行政機関の手続きの案内などのために、応援に来ています。

我々も職員さんは別の役割があることは認識しているので、避難されている方の人数の変化や、炊き出しの提供時間の相談程度で、決して炊き出しの人員として考えることはありません。

ところが、今回ばかりは勝手が異なり、第1弾から職員さん自らが『今、被災者の方の対応がなくて手が空いているので、なにかお手伝いしましょうか?』とお申し出をいただいたのです。

第1弾は提供数が400と数量が多かったこともあり、我々もお言葉に甘えて『避難されている方から切り作業に何人かお手伝いを、募っていただけると助かります』など少しずつお願いさせていだだいていたのが、『何でも言ってください』と非常に協力的なので、しまいには『人手はいくらいてもありがたいので、調理室の作業も手伝っていただけると嬉しいです』と、甘えて炊き出しのヘルプにも加わっていただいていました。

職員の方は、福井県のほかに、千葉の船橋市からもいらしてます。いずれの方々も我々のお願いを快く受けてくださるのでふ。

避難所の担当職員さんは一週間程度で現場交代となり、引き継ぎをして代わられます。推察ですが、引き継ぎの時にきっと『ピースプロジェクトさんの活動に声掛けすること』が入ってるのでは?というぐらい、東京にいる期間でも担当者が毎日電話で避難所の様子を教えてくれたり、何かあればすぐに知らせてくれて、まさに官民一体、避難されている方、在宅避難の方々のためにお互いがやれることを惜しまず協力する、とても気持ちのいい協働をさせていだだいています。

さて、話を戻して、今回も初日に職員さんの交代があり、初めて避難所にいらしたというMさん、例に漏れず始めから非常に協力的で、ついつい我々も頼りにしてしまって、渋滞の中、電話をいれ、『到着が遅れるので給食は12:30の提供で出しますが、できたらお米の洗米と浸水、できたらサツマイモをさいの目カットもお願いします』と全部の下準備をお願いしてしまいました。ほどなく我々も到着することができ、Mさんの下拵えのお陰で、12:30過ぎには完成し、給食と避難所の昼食を出すことができました。

子どもたちが写った写真は投稿できませんが、皆、笑顔で温かい給食を食べてくれ、下校時に会った子たちからも『美味しかった』と感想ももらえて、明日のパワーを蓄えました!

避難所の方からもお昼の配膳時に『昨日のカツ丼、美味しかったー』『カツ丼3カ月ぶりに食べて嬉しかった』とおっしゃっていただき、『リクエストに応えて夜はカレーですよ!』と伝えると『楽しみ!』と喜んでくださって、たかが食事、されど必要な食事、を提供する責務を担えていることに感謝です。

我々の活動を応援しよう、と形を変えてサポートしてくださる方々の支援したい、という思いも美味しい食事のとても大事なエキスになっています。

今日は第1弾でも駆けつけてくれた宇良健吾さんが小松からまたきてくださり、チーム鰓呼吸のお二人と共に主戦力となって、夕食のカレーを作ってくださいました。

前回との食べ比べがどうだったか、明日また感想を伺うのをとても楽しみにして2日目の活動は終了です。

昼食・給食メニュー;

お芋ごはん、かきたま汁

70食+25食=95食

夕食メニュー;野菜たっぷりポークカレー

・避難所Ax110食

・避難所Bx35食

合計145食

協力、認定NPO法人AARジャパン

January 29th 2024

The third phase of the Western Earthquake Support day 2.

When serving lunch, people at the evacuation center said, “Yesterday’s katsudon was delicious!” “I was happy to eat katsudon for the first time in 3 months” and “In response to your request, we’ll have curry for dinner!” we said, “I’m looking forward to it!” ” and I am grateful that I am able to take on the responsibility of providing them with just a meal, but a necessary meal. The desire to support our activities and the desire to support those who support us in other ways is also a very important essence of delicious food. Today, Mr. Kengo Ura, who was there in the first round, came back from Komatsu and was the main force along with the two members of Team Gill Breathing, making the curry for dinner. The second day’s activities have come to a close, and I’m really looking forward to hearing their impressions tomorrow and how it was compared to last time.

Lunch/school lunch menu; Sweet potato rice, kakitama soup 70 meals + 25 meals = 95 meals

Dinner menu: Pork curry with lots of vegetables

・Evacuation center Ax110 meals

・Evacuation center Bx35 meals

Total 145 meals