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能登半島地震被害の支援活動7日目


2024年1月9日 火曜

【地震なんかに負けてたまるか!】

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被害の支援活動7日目終了しました。

初動炊き出し支援の最終日、往路の移動時間は最短記録の3時間でした。

この移動時間を短い、と感じるほど、今回の現場は亀裂した道との闘いが影響しました。

さて、今日のメニューはしょうが焼きと野菜炒め丼、なめこと豆腐、ワカメのお味噌汁です。また、支援品として、野菜ジュース、個包装のお菓子、インスタントコーヒーのリクエストアイテムを提供しました。

配膳をスタートしてすぐ、グラリ、と揺れを感じると同時に避難所中一斉に携帯の地震警報の警告音が鳴り響きました。

体感では震度5、少し地震の長さが長かったです。日に一回以上はそんな余震があります。

配膳が終わり、撤収作業をしてるときに『ピースの皆さん体育館に来てください』と、避難所前方に呼ばれました。そこでこの地区の長老の方が代表として、この7日間の炊き出しへの御礼を熱く述べてくださいました。

そして、避難されている皆さんに向かって最後におっしゃったのが、冒頭の『地震なんかに負けてたまるか!』です。

避難されている方々は全員スタンディング、どこからともなくすすり泣く音とともに大きな拍手が聞こえてました。

地域の状況は悲惨です。避難所の人たちはお話しすると皆さん同じように『家は倒壊していないけれども、立っているだけ、家のなかでくらせない』『元旦に避難所に来てから家には一度も戻ってない』とおっしゃいます。避難所も2日間は緊急用の水のみ、支援品も届かず、余震が続いて決して安心というには程遠い状況。

それを地震なんかに負けないで地域の皆で乗り越えよう、という長老の言葉はピースメンバーの心に突き刺さりました。

ピースプロジェクトは、一度東京に戻って体勢を整えて、17日の夕食からまた炊き出し支援をしに珠洲市に戻ります。

初日から共に行動して沢山の情報を収集してくださったAARの大原さん、ボランティアに駆けつけてくれた内村さん、宇良さん、荒木さん、支援物資を届けてくださった上山さん、原田夫妻、風組関東の皆様、この後また別の被災地域に支援物資活動を続けられるAAR岡山さん、避難所で炊き出し準備をお手伝いくださった精鋭の美女軍団皆様、ピースプロジェクトの活動は皆さんに支えられてどうにか第一陣を終えることができました。

投稿をみて、たくさんの方から余震や天気の心配の声がメンバーそれぞれに届いております。また、支援品のお問い合わせ等もいただいております。ありがとうございます。いつもなら個別に対応、返信できることも、往復の移動時間は電波が通じるタイミングで避難所や仲間との連絡におわれてしまい全くできずにおりました。

明日以降、ひとつずつお返事いたします。

そして、ここまでに寄付の形でサポートしてくださっている皆様にも御礼申し上げます。

活動はまだまだ続きます。引き続き見守っていただけますようお願いいたします。

夕食メニュー;しょうが焼きと野菜炒め、なめこと豆腐、ワカメのお味噌汁

提供数 計400食

・避難所Ax300食

・避難所Bx100食

Western earthquake support day 7. Today’s menu was pork with ginger mixed with vegetables and miso soup with tofu and mushrooms. Also we provided vegetables juice, snacks and instant coffee. 400 meals in total.

Right after we started providing, we felt a sudden shake and the sirens started ringing. Felt like seismic intensity of 5and felt long. We have these kinds of small aftershocks at least once a day. After providing, the head of the district came to appreciate what we do and at the end, he said “We are not giving up because of earthquake” We were all touched by what he said .

We will go back to Tokyo and then come back on the 17th to support. We are truly thankful to everyone who helped us with this project.