ピースのランドセルプロジェクトご報告です。
南林間の宣教師会『セルヴィ・エヴァンジェリー』へ中古のランドセルをお届けに行きました。元々このランドセルは2016年に発生した熊本地震の時に避難所で行われたテレビのインタビューで『必要なものは?』という問いかけに、被災された方が『新入生としてかったばかりのランドセルが(被災によって)なくなってしまったので子供のランドセルがほしい』と答えたところ、続々とランドセルが送られ、体育館の避難所半分を占める、1200個以上のランドセルが集まりました。当法人代表がその予期せぬ避難所生活を圧迫している状況を見るに見かねて、取引先の倉庫スペースをお借りし、熊本での必要数以外は預かって保管した、という経緯があるランドセルです。
モノがひたすら集まる避難所のモンダイはまた別のおりに触れるとして、その後、想いのつまったランドセルはピースプロジェクトが譲り受け、必要とする子供たちがいる海外(2017年ネパール、ポカラ)へお渡しするなどして活用してきました。いくら日本製のランドセルは丈夫といってもそろそろ保管年数も経て来ているので新たな活用方法はないかと模索するなか、宣教活動をされている冒頭の会より、会で食糧支援などの活動を通してランドセル需要があります、とのお返事をいただいた次第。海外からの移住を含めて日本在住の教会員のファミリーに使っていただけるとのこと。
日本人は当たり前にランドセルを購入しますが、6年使えて丈夫で軽いリュック、と思えばコスパはいいのかもしれないけど、これ、見方を変えると入学時に結構な出費であるのも事実。地震からの想いのつまったランドセルはこの4月からまた新たな場所で活躍してくれそうです
今後はこちらの会のネットワーク繋がりでコロナ禍でも送れる海外への支援としてさらに活用・お届けしていく予定です。