ニュース

2024.3.3

能登半島地震被災地の支援活動第6弾2日目

2024年3月3日 (日)

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被災地の支援活動第6弾、2日目レポート。

昨晩から降り続いた雪がこんもりと積もった朝。初日に負けない寒さが体に凍みます。

そんな中今日は昨日からお手伝いいただいている元シュート世界チャンピオン生駒さんに続き、キックボクシングの初代KNOCK OUT BLACKスーパーライト級王者で先日のアゼルバイジャンでの開催の総合格闘技第5代RIZIN世界フェザー級チャンピオンとなった鈴木千裕選手が

応援に駆けつけてくれるということで、スペシャルゲスト続きにメンバーも少しソワソワ。

鈴木選手が到着し、記念撮影を待っていた被災者の方々の写真撮影やサインに応じたり、ミット打ち体験までしてくださるという大サービスでした。

ひと段落した時にちょうど昼食の「かきたまうどん」が出来上がったタイミングで、配膳も快くお手伝いしていただきました。

その後、珠洲市の被災地の状況を見に行った後、鈴木選手自ら開催の「能登半島復興支援チャリティーイベント」で集めてくださった募金をご寄付いただきました。

募金してくださった鈴木選手のファンの皆様、本当にありがとうございます。

感謝申し上げます。

そしてさらに夕食づくりのお手伝いもしてくださるということに!!!格闘技のジャンルは違えど、元世界チャンピオン、現チャンピオン、お二人が揃って

「ミートソース」と「青のりポテト」の下拵え、とはなんと貴重な場面に居合わせたことか、とありがたい状況を嚙み締めながらも、チャンピオンにじゃがいもの皮を剥かせてしまいました。。。

(きっとファンの方もこういうオフショットは嬉しいはず、と思いながら。。。)

伺うと鈴木選手は調理師免許もお持ちとのこと、道理で包丁さばきが板についていて、包丁を持った姿が様になるわけです!チームの方々も皆様一緒にお手伝いしてくださり、間に合わないかもと思われた副菜があっという間に完成。

昼食に続き、夕食提供の配膳もしていただきました。

中には鈴木選手が来ていることを聞いて飯田地区から訪れたファンの男の子たちもいて、「格闘家で一番好きで尊敬しているので、こんな風に会えるなんて。手が震えて食事ができない」と緊張していました。

別のファンの方ももらったサインを抱えて、「1月から被災していいこと何もなかったけど、今日は本当に嬉しい一日になった」と感激されていました。

鈴木千裕選手、そしてチームの皆様、本当にありがとうございました。

「有言実行」と鈴木選手が書かれたサイン色紙に書かれていた文字はひきつづき「自分たちにできること」をやっていくだけ。と支援活動をしていく私たちにも響きました。

昼食:かきたまうどん x 64食

夕食:ミートソーススパゲティ、お豆とクレソンのスープ

・避難所Ax125食

・避難所Bx20食

合計145食

協力、認定NPO法人AARジャパン

2024.3.2

能登半島地震被災地の支援活動第6弾1日目

2024年3月2日 (土)

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被災地の支援活動第6弾、始まりました。

今回はレンタカー入れ替えのため、東京からの車移動があったので、先発チームと後発チームで日程を分けてスタートとなりました。

3/1の朝7:30に東京を出て、4日分の冷蔵品以外の買い出しをしながら、能登半島を目指すと次第に雪模様が激しくなって、宿泊先についたのが20時過ぎ。

当初の活動予定として、翌日の活動日初日のお昼ごはん提供を予定していなかったのですが、雪が降っていて私たちの体感でもこれまでで一番冷え込むお天気なこともあり、『温かい食事』を出そう、と「にゅう麺」の提供を決めました。

#雨風太陽様 よりご支援いただいた小松菜と鶏の胸肉に和風だしを利かせ、やさしいお味のあったかーいにゅう麺は予想通り避難所の方のみならず、給水にいらした在宅避難の方にも好評でした。

私たちも『今日から戻ってきました!』とご挨拶も兼ねながらの提供となり、『ピースさんの温かい食事が戻ってきた』『おかえりなさい』とこちらが恐縮してしまう嬉しいお言葉もかけていただき、4日分の活動の力をいただきながらのスタートとなりました。

アルコール除菌ボトルは横浜の富士見丘学園中学校・高等学校様よりいただいたもので、1ケース144本入り2ケースすべてのボトルに高2・高3の学生が一つずつメッセージを入れてくれたものでした。

未だ水道の復旧が見込めない珠洲市の避難所ではお手洗いや教室の入り口などにアルコール除菌が用意されていますが、ハンディタイプの除菌ボトルは自分専用に持ち運べて、教室の中で使いたいときに使えることが好評でした。

お芋ご飯は購入できたサツマイモが少し量が少なかったので、われらの料理長鰓呼吸チームの太郎さんが機転を利かせ、茹で小豆を加えた豪華なごはんとなりました。鶏団子スープは豆板醬で体が温まるように、そして炊き出しがいない間の被災された方々の野菜不足を少しでも補っていただけるようにお野菜をたくさん入れて温まるメニューをお出ししました。

昼食:あったかにゅう麺 x 53食

夕食:お芋ご飯、鶏団子スープ

・避難所Ax111食

・避難所Bx20食

合計131食

協力、認定NPO法人AARジャパン

2024.2.24

能登半島地震被災地の支援活動第5弾 最終日

2024年2月24日 (土)

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被災地の支援活動第5弾、最終日の活動、無事に終了いたしました。

お昼に投稿した通り、チーム全員が「プロパンガスなかったらどう炊き出しを進めるか」をドキドキしながら宿舎を少し早めに出発した朝でした。

残り一本のプロパンガスの残量が少ないので、昼食のご飯を炊くのを最優先にすることは全員一致。

毎日手伝ってくれる福井市の職員Fさんと公民館リーダーのGさんもお昼のお吸い物の具材準備に加わってくださり、チーム一丸となって昼食・夕食の同時準備に取り掛かりました。

幸い、30分でプロパンガスを1本届けてくださるところが見つかり、皆でホッとして、「じゃあ予定通りまず昼食提供頑張ろう!」と昼食の準備を優先させたものの、一度同時進行のスイッチが入ったこともあって、結果、炊き込みご飯を炊く間に夕食の食材もほぼカットし終わり、マーボー丼の素も仕上がる、という快挙でした。

今回の最悪の事態はお昼提供はできても、夕食準備の段階でガスが切れて、なおかつ、ガスが手に入らない、でしたが、前日夜に全員が「被災者の方に昼食と夕食を出す」という自分たちの活動目的を潰さずに話し合いました。

そこに、「昼食の提供をやめて夕食だけの提供にする」という選択肢もあることは頭にはありつつも、どうすれば2食出せるか、ということに的を絞って、知恵と経験値を出し合って「どうにかできそうだ」という共通のイメージをもって臨めたことが、「チーム・仲間」と協働する部分のいいところだな、と改めて実感しました。

そうして出来上がった昼食の提供時間の12時より少し前から昨日とは違って予想よりも取りに来られている人の人数が多いかも?と思った通り、予定数50食すべて提供となりました。

夕食準備のめどが立っていたので我々自身の昼食を買いに近い順にコンビニ、スーパーをめぐりました。

が、どこもお弁当・おにぎりの入荷がなく、4軒目でようやく昼食をゲットして近隣の在宅避難の方々がお昼ごはん一つ買いに行くのも大変なんだ、ということを私たち自身の身をもって痛感しました。

余裕ができた時間は、次回宿泊所についたときにすぐ使えるように灯油を購入するチーム、器資材などのチェック、持ち帰り品を整理するチームに分かれ、最終日の片づけも兼ねつつ、第6弾に向けての準備でやれることも済ませておくことにしました。

なかでも一番ありがたかったことは「断水と下水道が整っていないため、トイレは水が流せない」、という宿泊所の条件でしたが、避難所と同じく特別なシートを使ったビニールを使えば、トイレは使える、と聞いて、代表が、なんと自分が使わない女子トイレを含めてトイレを床から便器まできれいに掃除し、電気がつかないのでセンサー式のライトも設置してくれたことです。

宿泊先の隣の敷地に簡易トイレが設置されているのでそちらも利用できるのですが、夜暗くなって寒い中出るのは少々大変なこともあって、これは本当に助かりました。

長期の支援活動で次回の活動に誰が参加するかわからないことが多い中において、次のチームができるだけ滞りなく活動ができるような準備をやれるタイミングで早めに済ませておくことも炊き出し活動そのものをスムーズに行えることにつながるなー、と思いながら、トイレ掃除とは比べ物になりませんが、東京へ戻る車内の整理と持ち帰り品のチェック、資材在庫チェック、使用する調理室の床のお掃除、調味料在庫チェックとわかりやすく仕分ける作業等を終わらせました。

提供後の調理器具の片付けがあるので、盛付けを炊飯が終わる時間からスタートして、提供1730にはお渡しできるように、と考えていたのですが、すでにお待ちの方もいらっしゃって、行列ができる、といううれしい誤算がありました。

第5弾はレンタカーが車検のため、東京へ車を戻すので明日朝東京へ向けて出発します。

昼食:鯛めし炊き込みご飯、小松菜とワカメとお麩のお吸い物 x50食

夕食:麻婆丼、中華白菜コーンミルクスープ

・避難所Ax115食

・避難所Bx 20食

    合計135食

協力、認定NPO法人AARジャパン

February 24th 2024

The fifth phase of the Western Earthquake support last day

Luckily, we found a place that would deliver a bottle of propane gas in 30 minutes, and we were all relieved. We decided to prioritize preparing for lunch, saying, “Then let’s do our best to serve lunch first as planned!” However, once the switch to simultaneous progress was turned on. As a result, while we were cooking the takikomi rice, we were able to finish cutting most of the ingredients for dinner, and the base for the mapo bowl was also finished. The worst thing that happened this time was that even though we were able to provide lunch, the gas ran out while we were preparing dinner, and we still couldn’t get gas. We held discussions without sacrificing the purpose of our activities, which is to “produce new products.” Although we had in mind the option of “stop providing lunch and only provide dinner,” we focused on how we could provide two meals, pooling our wisdom and experience. We once again realized that the good thing about collaborating with a team and friends is that we were able to approach the project with a common belief that we can do something.

The condition of the accommodation was that due to the water outage and the lack of sewage, the toilets cannot be flushed.However, we heard that the toilets could be used if you used a special plastic sheet like the one in the evacuation center. However, they cleaned the restrooms from floor to bowl, including the women’s restroom that I don’t use, and installed sensor lights since there was no electricity. There is a portable toilet installed on the property next to where we were staying, so we were able to use that, but it was a real relief as it was sometimes difficult to go out in the cold at night. During long-term support activities, it is often unclear who will participate in the next activity, so completing the preparations early so that the next team can carry out their activities as smoothly as possible will also make the soup kitchen operation smoother. We thought it would lead to something we could do.

Lunch: Sea bream rice, komatsuna, wakame, and gluten soup x50 meals

Dinner: Mapo bowl, Chinese cabbage corn milk soup

・Evacuation center Ax115 meals

・Shelter Bx 20 meals

Total 135 meals

Cooperation with certified NPO AAR Japan

2024.2.23

能登半島地震被災地の支援活動第5弾3日目

2024年2月23日 (金・祝)

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被災地の支援活動第5弾、3日目の活動、無事に終了いたしました。

祝日なので小学生がいないことと、連休で金沢・小松の家族とすごしに行かれる方もいて、到着した朝は少し寂しい感じもする避難所でしたが、お昼のおうどんが出来上がると、昼食を楽しみにしている方々で体育館も一気ににぎわいました。

#雨風太陽様 よりご支援いただいた新鮮な生ワカメとお出汁につかった干し椎茸を甘めのお醤油味に炊いて、

さつま揚げ、青ネギ、ごまをのせ、出汁にはかぶを加えて、「ピース風しっぽくうどん」をお出ししました。

味付けは引き続き鰓呼吸チームの太郎さんが担当で、少しでも野菜を、塩分を控えめに、でも薄味に感じさせない、「料亭のお味」のだしは隠し味にしょうがを加えてあり、体も温まる一品ができました。

体育館のストーブの周りにテーブルが配置してある飲食スペースで召し上がっている方々に味を伺ってみると、

ここ、石川のおうどんは「お醤油味」ベースということや、「こういう味付けをおうどんにのせるのもいいですね」「これは何と何が入っているの?」と聞かれたり「つゆが薄いかと思ったけど、おだしで味がしっかりしてるんですね」といった会話をしながら、おしゃべりも楽しみながらの昼食タイムとなりました。

調理室に #雨風太陽様 よりシチュー用にいただいた立派なメークインがあったのをシェフ太郎さんが見逃すわけがなく、じゃがいも、人参、サバ缶、塩昆布を使っての和風ポテトサラダを作ってくれたので、「カツ煮弁当」としてお出しすることに。

ニュースで報じられた被災地でのインタビューで避難されている方が今、一番食べたいものが「生野菜」であったのを受け、炊き出しでは生野菜はお出しすることができないので、食感が一番のこるキャベツをさっと茹で、黒酢の効いた浅漬け風お惣菜も添えました。

今日はピースメンバーがシェフ入れて3人の日だったので、この地域の公民館の責任者の女性が休日にもかかわらず午前中から来てくださり、「精鋭ボランティア」さんも連れてきてくださったり、福井市の職員さんもフル活動でお手伝いいただき、お昼も夜も予定時間より早く準備を進めることができました。

協働してくださることに、本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。

昼食:しっぽくうどん x50食

夕食;カツ煮弁当、お味噌汁

・避難所Ax110食

・避難所Bx20食

合計130食

協力、認定NPO法人AARジャパン

February 23rd 2024

The fifth phase of the Western Earthquake support day 3

Since it was a public holiday, there were no elementary school students, and some people went to spend the holidays with their families in Kanazawa and Komatsu, so the evacuation center felt a little lonely the morning we arrived, but once the udon noodles were ready, we were looking forward to lunch. The gymnasium was immediately crowded with people doing the same thing. # Fresh raw seaweed donated by Amakaze Taiyo and dried shiitake mushrooms used in the soup stock are cooked in a sweet soy sauce flavor. We served “Peace-style Shippoku Udon” topped with fish cakes, green onions, and sesame seeds, and added turnips to the soup stock. Mr. Taro from the gill breathing team continues to be in charge of seasoning, and the soup is made with a little bit of vegetables and less salt, but does not feel bland, and has ginger as a secret ingredient.

There was no way that Chef Taro would miss the wonderful make-in that #UmakazeTaiyo had given us for stew in the cooking room, so he made us a Japanese-style potato salad using potatoes, carrots, canned mackerel, and salted kelp. So, we decided to serve it as a “katsuni bento”. In an interview in the disaster-stricken area reported on the news, evacuees said that what they wanted to eat most right now was “raw vegetables.” We also included a light pickled side dish that was delicious. Today was the day for three Peace Members, including a chef, so the woman in charge of the community center in the area came in the morning even though it was a holiday, and she also brought some “elite volunteers.” The staff of Fukui City also worked hard to help, and we were able to proceed with preparations earlier than scheduled both during the day and at night.

Lunch: Shippoku udon x50 meals

Dinner: Boiled cutlet bento, miso soup

・Evacuation center Ax110 meals

・Shelter Bx20 meals

Total 130 meals

Cooperation with certified NPO AAR Japan

2024.2.22

能登半島地震被害の支援活動第5陣最2日目昼

2024年2月22日 木曜日

AARジャパンと共同で開始した能登半島地震被害の支援活動第5陣最2日目昼の部無事終了しました。

今日は昨日に引き続きコラボ活動していただいた田中ケンさんチーム(チーム『アウトサイドベース』)にご協力いただき、学校給食にパンケーキを避難所、避難者にホットドッグを提供していただきました。

朝から雪が降る冷たい天気でしたが、手慣れた段取りでテキパキとパンケーキを焼き、一方でホットドッグを作る姿は“美しい”と思えるほどです。

ホットドッグに使ったソーセージは『ジョンソンビル』様からのご提供品でした。プリプリっとしていてとても美味しいホットドッグが出来たと思います(実際、3本食べた方もいらっしゃいました)。

ケンさんチームが帰ろうとすると、校舎三階から「ありがとうございました。美味しかったで〜す」と可愛い声でお見送りがありました。

こう言うのも嬉しいですねー

本日の夜の部は市からお弁当が提供されるとの事でおやすみです。

少しのんびりさせていただきます。

田中ケンさん、2日間ご協力ありがとうございました。

給食メニュー:ケンさん特製パンケーキ26食

昼食メニュー;ホットドッグ

・避難所Ax90食

合計116食

協力、認定NPO法人AARジャパン、チームアウトサイドベース

February 22nd 2024

The fifth phase of the Western Earthquake support day 2 lunch

Today, we received the cooperation of Ken Tanaka’s team (Team “Outside Base”), which collaborated with us from yesterday, and provided pancakes for school lunches at the evacuation center and hot dogs to evacuees. It was a cold day with snow falling in the morning, but it was so beautiful to see her skillfully baking pancakes and making hot dogs at the same time. The sausages used for the hot dogs were provided by Johnsonville. We think we was able to make a very delicious hot dog that was plump. As Ken and his team were about to leave, they were greeted by a cute voice from the third floor of the school building saying, “Thank you very much. It was delicious.”

Thank you, Ken Tanaka, for your cooperation over the two days.

School lunch menu: 26 meals of Ken’s special pancakes

Lunch menu: hot dog

・Evacuation center Ax90 meals

Total 116 meals

Cooperation: Certified NPO AAR Japan, Team Outside Base